働く時間を減らしたい|収入と暮らしから考える、これからの働き方
仕事を全部やめたいわけではない。
でも、もう少し自分の時間が欲しい。
帰って、ご飯を食べて、寝る。休日は疲れを取って、たまった用事を済ませる。
それだけで一週間が終わると、ふと思う。
「この先も、ずっとこんな感じだろうか」
収入は必要だ。将来への備えもしておきたい。ただ、そのために今の時間をどこまで使うのかは、一度考えてみたい。
働く時間を減らすには、仕事の量、お金、日々の暮らし。この三つを並べて考えると、できることが見えてくる。
まず、どの時間を減らしたいか
「仕事を減らしたい」を、少し具体的にしてみる。
- 毎日の残業をなくしたい。
- 週に一日、休みを増やしたい。
- 通勤にかかる時間を短くしたい。
- 休日の連絡から離れたい。
- 一年の中に、まとまった休みが欲しい。
どれが一つ変わると、今の暮らしが楽になるだろう。
残業がつらいなら、担当や締め切りの相談が先になる。通勤が負担なら、在宅勤務や勤務地を考えられる。
「もっと自由になりたい」だけだと遠い話でも、「週に二日は夕飯を作る時間が欲しい」なら、相談することが見つけやすい。
時間を減らしても、仕事が同じなら苦しい
勤務時間を短くできても、仕事の量が変わらなければ、今度は短い時間で全部こなすことになる。
終わらなかった分を家でやる。それでは、自分の時間は増えない。
時間を変えるときは、担当する仕事も一緒に確認したい。
何を続けて、何を分けるのか。締め切りは変えられるか。休みの日の連絡は、誰が受けるのか。
勤務時間だけでなく、その時間に何を引き受けるかまで決める。
ここが曖昧なままだと、結局、自分が頑張って埋めることになりやすい。

今の暮らしに、いくら必要だろう
働く時間を減らしたい。でも、収入が減るのは困る。
ここは、気持ちだけでは進められない。まずは、今の暮らしにかかっているお金を見てみる。
毎月の生活費に加えて、年に何度か払うお金や、これから予定している大きな支出もある。
最初から細かく計算しなくていい。通帳や明細を見ながら、一年でどれくらい使っているかを大まかにつかむ。
そのうえで、残したいものと、見直せるものを分けてみる。
家族との外食は残したい。本も買いたい。でも、使っていない契約や、惰性で続けている出費は減らせそうだ。
何もかも我慢する話ではない。自分が大切にしたい暮らしに、いくら必要かを知るためだ。

今すぐ変えられなくても、準備はできる
家族の事情もある。住居費もある。すぐに収入を減らせない時期はある。
だからといって、今の働き方をずっと続けると決めなくてもいい。
生活費を整える。貯蓄を増やす。資産を育てる。別の働き方を調べる。
自分しかできない仕事を共有することも、将来、勤務日数を変えるための準備になる。
準備には時間がかかる。途中で思うように進まないこともある。
それでも、「何のために続けているか」がわかると、ただ忙しい毎日とは少し違ってくる。
資産を育てながら働き方を変える考え方は、こちらの記事にまとめている。

安心できる金額を、遠ざけ続けない
もう少し貯まったら、仕事を減らそう。
そう思っていたのに、貯まった頃には、もっと必要な気がしてくる。
備えは大切だ。ただ、何に備えているかが曖昧なままだと、終わりを決めにくい。
自分や家族に必要なお金。収入が変わった場合の暮らし。予定が違ったときに取れる方法。
不安を全部なくすことは難しくても、何が心配なのかは、少しずつ具体的にできる。
必要な備えは、暮らしの変化に合わせて見直していけばいい。

少し空いた時間を、先に過ごしてみる
将来の自由を考えるなら、小さく試してみるのもいい。
休暇を取って、平日の昼間を過ごしてみる。早く帰れる日に、仕事以外の予定を一つ入れる。
特別なことをする必要はない。散歩して、昼ご飯を食べて、本を読む。それだけでも、自分が何を求めていたかがわかることがある。
思っていたほど楽しくなかったら、それも大切な発見だ。次は違う過ごし方を試せる。
働く時間を減らす準備と、自分の時間を楽しむ練習は、並行して進められる。
どんな普通の一日を増やしたいか
大きな旅行や、新しい挑戦だけが自由ではない。
夕飯を急いで食べなくていい。天気がよければ、少し外に出られる。誰かの話を、時計を見ずに聞ける。
そんな普通の一日が増えることも、うれしい変化だと思う。
今すぐすべてを変えられなくても、どんな時間が欲しいかは考えられる。
「何をしたいか、まだわからない」という人は、次の記事からゆっくり探してみてほしい。


